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RTX 4060 vs 4060 Ti どっち?2.5万円の差は「寿命」で決まる【2025年版】

RTX 4060 vs 4060 Ti どっち?2.5万円の差は「寿命」で決まる
佐藤さん(28歳)

BTOパソコンを買おうとしてるんですが、RTX 4060と4060 Tiで迷ってます。価格差が2万円以上あるけど、それだけの価値はあるんですか?浮いたお金で周辺機器を揃えたほうが幸せになれる気がして……。

「4060で十分か、頑張ってTiを買うか」。これはBTOパソコン選びで最も悩ましい2択ですよね。2万円あれば、高性能なゲーミングマウスとキーボードがセットで買えてしまいますから、迷うのは当然です。

しかし、年間200件以上の構成相談を受けている私の結論をお伝えします。もしあなたが、この先3年以上PCを買い替えずに使い倒したいと考えているなら、正解は間違いなく「RTX 4060 Ti」です。

なぜなら、この2つのグラフィックボードの差は、単なる画質の差ではなく、「PCの寿命(現役期間)」の差だからです。

この記事を書いた人:坂本 徹
坂本 徹
PCゲーミング環境アドバイザー
元BTOメーカー開発担当

「高いパーツを売りつける店員」ではなく、「限られた予算で最大の満足を引き出すための戦略を授ける先輩ゲーマー」として活動中。メーカーの宣伝文句よりも、ユーザーの実利(財布と快適さ)を最優先にアドバイスします。

本記事では、元BTO開発担当の視点から、スペック表には載っていない「3年後の未来」をシミュレーションし、あなたにとって最高の投資となる選択をサポートします。

目次

なぜ「4060 Ti」か? 価格差2万円の正体は「1年分の未来」

正直に言います。「2万円は高い」。その感覚は正しいです。私もかつて、予算をケチってワンランク下のグラフィックボードを選び、わずか半年後に発売された大作RPGでカクつきに悩まされ、激しく後悔した経験があります。

しかし、この「2万円」を少し違う視点で見てみましょう。

あなたがこの新しいPCを3年間使うと仮定します。RTX 4060 Tiを選んだ場合の追加コストは、1日あたりいくらになるでしょうか?

20,000円 ÷ 1,095日(3年) ≒ 約18円

1日たった18円です。うまい棒2本分以下の投資で、これから3年間、毎日プレイするゲームのフレームレートが安定し、設定を下げるストレスから解放されるとしたらどうでしょうか?

逆に、ここで2万円を節約してRTX 4060を選んだ場合、1年後や2年後に発売される「モンハンワイルズ」のような重量級タイトルでスペック不足を感じ、「あの時Tiにしておけば……」と後悔するリスクを背負うことになります。これこそが、私が恐れる「安物買いの銭失い」の典型パターンなのです。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 予算が許すなら、迷わずRTX 4060 Tiを選んでください。その2万円は「浪費」ではなく、将来の快適さを買う「保険」です。

なぜなら、PCパーツの世界では「性能不足」は後から解消できないからです。4060を買った半年後に「やっぱりTiにしておけば」と後悔する相談者が後を絶ちません。彼らは結局、グラボを買い直すことになり、トータルでさらに大きな出費を強いられています。この知見が、あなたの成功の助けになれば幸いです。

決定的な違いは「60fpsの壁」。数値以上の体感差を解説

では、具体的にRTX 4060とRTX 4060 Tiの間にはどれくらいの性能差があるのでしょうか?

ベンチマークテストの結果を見ると、両者の性能差は約15%〜20%です。「たった20%?」と思うかもしれません。しかし、この20%がゲーム体験においては天国と地獄を分けます。

それが顕著に表れるのが、「60fpsの壁」です。

重量級ゲームにおける「60fpsの壁」

例えば、『Cyberpunk 2077』のような重いゲームをプレイした際、RTX 4060では平均55fpsしか出ず、爆発シーンなどで一瞬カクつくことがあります。一方、RTX 4060 Tiなら平均66fpsを維持でき、常に滑らかな映像で没入感を損ないません。

この「ギリギリ60fpsに届かない」のと「余裕を持って60fpsを超える」のとでは、数値上の差以上に体感的な快適度が全く異なります。

さらに、最新技術であるDLSS 3(フレーム生成)との相性も見逃せません。DLSS 3は、元のフレームレートが高いほど遅延を感じにくく、自然に動作するという特性があります。つまり、素の性能が高いRTX 4060 Tiの方が、DLSS 3という「延命装置」の効果をより強く享受でき、結果として最新ゲームを快適に遊べる期間(寿命)が1年以上延びるのです。

「VRAM 8GB」は不安? フルHD派ならTiが最強の相棒になる理由

ネット上のレビューを見ていると、「RTX4060TIはVRAM(ビデオメモリ)が8GBしかないから地雷だ」「今どき8GBでは足りない」といった厳しい意見を目にすることがあります。これを見て不安になった方もいるでしょう。

しかし、ここで重要なのは「どの解像度で遊ぶか」です。

結論から言えば、あなたがフルHD(1920×1080)モニターを使用しているなら、VRAM 8GBで全く問題ありません。

「VRAM不足」が叫ばれるのは、主にWQHDや4Kといった高解像度環境での話です。フルHD環境であれば、8GBはまだ現役で戦える容量であり、むしろRTX 4060 Tiの強力なGPUコア性能が活きてきます。

フルHD (1080p)◯ (快適)◎ (超快適・長寿命)Tiがベストバイ
WQHD (1440p)△ (設定調整必須)◯ (多くのゲームで快適)Tiなら狙える
4K (2160p)✕ (厳しい)△ (VRAM不足の懸念)上位モデル推奨

このように、フルHD環境においては、RTX 4060 Tiは「最強の相棒」となります。VRAM容量を心配して、さらに高価なRTX 4070などに手を出す必要はありません。フルHD派のあなたにとって、RTX 4060 Tiはコストと性能のバランスが最も取れた選択肢なのです。

よくある質問 (FAQ)

今使っているCPUがRyzen 5 3600ですが、ボトルネックになりますか?

多少のボトルネック(CPUがグラボの足を引っ張る現象)は発生しますが、それでもGTX 1660 Superなどからの交換であれば、劇的な性能向上を体感できます。まずはグラボだけ交換し、予算ができたらCPUをアップグレードするという段階的な強化もおすすめです。

電源ユニットの容量はどれくらい必要ですか?

RTX 4060 Tiは非常に省電力です。システム全体でも推奨電源容量は550W〜600W程度ですので、一般的な650W電源を搭載しているPCなら余裕を持って動作します。

どこのメーカー(ASUS, MSI, Palit等)のモデルが良いですか?

性能差は誤差の範囲です。基本的には「価格が安いもの」や「見た目が好みのもの」を選んで問題ありません。強いて言えば、保証期間が長い国内正規代理店扱いの製品を選ぶと安心です。

まとめ:未来への投資として「4060 Ti」を選ぼう

最後に、もう一度だけお伝えします。

もしあなたが今、RTX 4060とRTX 4060 Tiのどちらにするか迷っているなら、未来への投資として「RTX 4060 Ti」を選んでください。

その差額である約2万円は、あなたがこれから3年間、カクつきや設定調整のストレスに悩まされることなく、純粋にゲームの世界に没頭するための「チケット代」です。1年後に「あの時ケチらなければよかった」と後悔するよりも、今ここで賢い選択をして、最高のゲーミングライフをスタートさせましょう。

参考文献・出典
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