「スイッチやPC5などのゲーム機(CS機)からPCへ移行したい。でも、ゲーミングPCは高すぎる……」
もしあなたが今、15万円や20万円というBTOメーカーの価格を見て絶望しているなら、この記事はあなたのためのものです。私もかつては、なけなしのバイト代を握りしめてパーツショップを彷徨った経験があります。だからこそ断言します。
「安物買いの銭失い」を避けるために、15万円も出す必要はありません。
答えはシンプルです。「RTX 4060」という最新のグラフィックボードと、あえて「型落ちのCPU」を組み合わせること。 この「裏ルート」的な構成なら、予算12万円以下で、プロゲーマーと同じ「144fps張り付き」の世界が手に入ります。
この記事では、毎月10台以上のPCを検証する私が、メーカーの宣伝文句ではなく、プレイヤーが勝つための「真のコスパ構成」を包み隠さず解説します。
この記事を書いた人
ゲーミングPC・ラボラトリー所長:ハル FPS環境構築アドバイザー / 元PCショップ店員
専門領域: ゲーミングPCのコスパ検証、FPSにおけるフレームレートと勝率の相関分析
実績: 毎月10台以上のBTO PCを実機検証。APEX最高ランクはマスター。
なぜ「平均144fps」では勝てないのか? APEX特有の重さを知る
「平均144fps出ます!」
この甘い売り文句を信じて、安易にRTX 3060搭載のPCを買うと、あなたは間違いなく後悔することになります。なぜなら、APEX Legendsというゲームにおいて重要なのは「平均fps」ではなく、最も重い瞬間の「最低fps」だからです。
想像してみてください。あなたは今、ランクマッチの最終リングにいます。敵のバンガロールがスモークを焚き、ジブラルタルの爆撃が降り注ぐ。視界が悪く、エフェクトが画面を埋め尽くすその瞬間。
もしPCのスペックが足りなければ、fpsは一気に100以下まで落ち込みます。画面はカクつき、エイムは敵を追えなくなり、気づいたときにはデスボックスになっているでしょう。
射撃訓練場で144fpsが出ても意味がありません。 敵と撃ち合い、エフェクトが飛び交うその一瞬に144fpsを維持できるか。つまり「張り付き」ができるかどうかが、撃ち合いの勝敗を分けるのです。
かつての私も、「平均fps」の数字だけを見てPCを選び、肝心な場面で撃ち負けて涙を飲みました。だからこそ、あなたには同じ失敗をしてほしくないのです。目指すべきは「平均144fps」ではなく、どんな状況でも144fpsを割らない「最低fpsの安定」です。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: PC選びの際は、ベンチマーク動画の「Avg(平均)」ではなく「1% Low(最低fps)」の数値を必ず確認してください。
なぜなら、多くのショップは数値が高く見える「平均」しか表記しませんが、プレイヤーが体感する快適さは「最低fps」で決まるからです。この視点を持つだけで、スペック不足のPCを掴まされるリスクは激減します。
予算12万円の最適解。RTX 4060 × Ryzen 5 4500 が「コスパ最強」な理由

では、予算を抑えつつ「最低144fps」を維持するにはどうすればいいのでしょうか? ここで私が提案する最強の組み合わせが、GPU(グラフィックボード)に「RTX 4060」を選び、CPUにあえて型落ちの「Ryzen 5 4500」を選ぶという戦略です。
1. RTX 4060:張り付きを実現する絶対条件
まず、GPU選びに妥協は許されません。現在、新品で手に入るGPUの中で、APEXの144fps張り付きを最も安価に実現できるのはNVIDIA GeForce RTX 4060です。
よく比較対象に挙がる一世代前のRTX 3060は、平均fpsこそ高いものの、高負荷時の落ち込みが激しいという弱点があります。一方、RTX 4060はRTX 3060と比較して、最低fps(1% Low)が約15〜20%高く安定します。 この差が、スモークの中での「ヌルヌル感」に直結するのです。
2. Ryzen 5 4500:賢いコストダウンの鍵
次にCPUです。ここが価格を抑える最大のポイントです。 大手メーカーの「おすすめPC」には、最新のCore i5-13400Fや14400F(単体価格3万円前後)が搭載されていることがほとんどです。しかし、APEX LegendsはGPUへの依存度が高いゲームであり、CPUの性能差はそこまで大きくfpsに影響しません。
そこで、あえて数世代前のRyzen 5 4500(単体価格1万円前後)を選びます。
もちろん、Ryzen 5 4500とRTX 4060の組み合わせでは、CPUの処理能力がGPUに追いつかない「ボトルネック」という現象がわずかに発生します。 しかし、その影響は「240fpsを目指す場合」には顕著ですが、「144fpsターゲット」であれば誤差の範囲です。
つまり、CPUのランクを落とすことで、ゲーム体験をほとんど損なわずに、PC本体価格を2万円以上安くすることができるのです。 これこそが、予算12万円で勝てるPCを手に入れるための「裏ルート」です。
【2025年最新】APEX 144fps張り付き!安くて使えるBTOパソコン3選
理屈は分かっても、「じゃあ具体的にどのPCを買えばいいの?」と思いますよね。ここでは、私が実際にスペックと価格を精査した、今買うべきBTOパソコンを3つ厳選して紹介します。
比較表:予算別・APEX 144fps張り付き推奨PC比較
| モデル名 | 価格(税込) | CPU | GPU | メモリ | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ① 駿河屋 A2-Gaming | 99,800円〜 | Ryzen 5 4500 | RTX 4060 | 16GB | 衝撃の10万円切り。見た目は地味だが中身はガチ。 | ★★★★★ |
| ② フロンティア セール | 129,800円〜 | Core i5-12400F | RTX 4060 | 16GB | CPU性能も少し欲しい人向け。バランス型。 | ★★★★☆ |
| ③ 大手BTO 標準モデル | 159,800円〜 | Core i5-14400F | RTX 4060 | 16GB | 納期は早いが価格は高め。安心感重視。 | ★★★☆☆ |
① 【極限コスパ】駿河屋 A2-Gaming バトルモデル
「とにかく安く、でも性能は妥協したくない」という佐藤さん(ペルソナ)のような方に、私が最もおすすめするのが駿河屋の「A2-Gaming」シリーズです。
中古ショップのイメージが強い駿河屋ですが、このPCは新品パーツで組まれています。ケースの装飾や広告費を極限まで削ることで、Ryzen 5 4500とRTX 4060の組み合わせで10万円を切るという、他社ではありえない価格設定を実現しています。納期が少し遅い(1週間〜)のが難点ですが、待つ価値は十分にあります。
② 【バランス】フロンティア(FRONTIER) セールモデル
「Ryzenだと少し不安だから、Intel製CPUがいい」という方には、フロンティアのセールモデルが最適解です。
フロンティアは頻繁にセールを行っており、Core i5-12400FとRTX 4060の組み合わせが12万円台で登場することがよくあります。Core i5-12400Fなら、Ryzen 5 4500よりもボトルネックが起きにくく、動画編集などの用途にも少し余裕が持てます。ただし、セール時期を逃すと高くなるので注意が必要です。
③ 【比較対象】大手BTOメーカー(ドスパラ等)
比較として、ドスパラ(GALLERIA)などの大手メーカーも挙げておきます。大手はサポートが手厚く納期も早い(翌日出荷など)のが魅力ですが、同等のスペック(RTX 4060搭載)を買おうとすると、どうしても16万円近くになってしまいます。
予算に余裕があるなら選択肢に入りますが、「安さ」を最優先するなら、今回は駿河屋やフロンティアに軍配が上がります。
中古や自作PCは「安い」けどアリ? 初心者が知るべきリスク
「メルカリの中古PCや、自作PCならもっと安くなるのでは?」
そう考える気持ちも痛いほど分かります。しかし、初めてのゲーミングPCとして、中古や自作を選ぶことはおすすめしません。
まず中古PCですが、特にフリマアプリで売られている「格安ゲーミングPC」には、マイニング(仮想通貨の採掘)で酷使されたグラフィックボードが使い回されているケースが多々あります。これらはいつ故障してもおかしくありません。また、個人の出品者は保証をしてくれないことがほとんどです。
次に自作PCですが、実は今は「自作の方が高い」という逆転現象が起きています。パーツ単体の価格に加え、WindowsのOS代(約1.5万円)を含めると、駿河屋のような激安BTOパソコンの方がトータルで安くなるケースが多いのです。さらに、組み立て中にパーツを壊してしまっても、すべて自己責任です。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 初心者は「保証のある新品BTO」を買うのが、結果的に一番安上がりです。
なぜなら、中古PCが3ヶ月で壊れて買い直すことになれば、結局高くつくからです。トラブル対応に時間を使うより、その時間をAPEXの練習に使った方が、間違いなく強くなれます。
まとめ:そのPCで、撃ち合いの言い訳はもうできない
ここまでの話をまとめます。
- APEXで勝つには「平均fps」ではなく「最低fps(張り付き)」が重要。
- それを実現する最低ラインは「RTX 4060」。RTX 3060では力不足。
- 予算12万円以下で買うなら、CPUを「Ryzen 5 4500」に抑えた駿河屋やフロンティアのモデルが正解。
あなたがこの構成のPCを手に入れた瞬間から、「PCのスペックが低くて負けた」という言い訳はもうできなくなります。スモークの中でも、ウルトが飛び交う最終リングでも、画面はヌルヌルのまま。あとは、あなたの実力次第です。
10万円ちょっとの投資で、その環境が手に入ります。さあ、最強の相棒を手に入れて、ランクマッチの世界へ飛び込みましょう。

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