佐藤さん「ゲーム配信を始めたいけど、やっぱりPCは2台必要なのかな? 予算も場所もないし、できればPC1台でサクサク配信したいんだけど……」
そんな悩み、僕もかつて抱えていました。こんにちは、ストリーミング・テックアドバイザーのケンジです。結論から言いましょう。2025年現在、最新のGPUと32GBのメモリさえ選べば、PC1台での高品質配信は完全に「正解」です。
かつては「配信ならPC2台構成(2PC)」が常識でしたが、技術の進化により、今は20万円台のPC1台でプロ級の映像を届けられる時代になりました。この記事では、僕が15年の自作PC経験と100人以上の配信サポートを通じて辿り着いた、「1台配信で絶対に後悔しないスペックの黄金比」を具体的に解説します。この記事を読み終える頃には、あなたがどのPCを買うべきか、その答えがはっきり見えているはずです。


自作PC歴15年・配信機材ベンチマーク専門
過去にスペック選びで失敗し、20万円を無駄にした経験から「初心者に同じ思いをさせない」をモットーに活動。データに基づいた忖度なしのPC選定に定評があります。
なぜ「配信はPC2台」はもう古いのか?2025年の新常識
「配信をするなら、ゲーム用と配信用でPCを2台用意すべき」という話を聞いたことがあるかもしれません。しかし、その常識はすでに過去のものです。現在の1台配信を支えているのは、NVIDIAのGeForce RTX 40シリーズ以降に搭載された「NVENC(エヌベンク)」という革新的な技術です。
以前のPC1台配信では、CPUがゲームの処理と映像の圧縮(エンコード)の両方を担っていたため、動作が非常に重くなっていました。しかし、最新のGPUであるGeForce RTX 4070 SUPERなどは、配信専用のチップであるNVENCを搭載しています。このNVENCが配信処理を肩代わりすることで、ゲーム側のフレームレートをほぼ落とさずに、高画質な映像をYouTubeやTwitchへ送出できるようになりました。


さらに、2025年の配信シーンでは「AV1」という次世代の映像形式が標準になりつつあります。AV1は従来の形式よりも圧倒的にデータ効率が良く、ネット回線が細くても驚くほど綺麗な映像を届けられます。このAV1をフル活用できるのが最新のRTXシリーズであり、これこそが「今、PC1台構成を選ぶべき最大の理由」なのです。
失敗しないための黄金比!予算をかけるべきパーツの優先順位
限られた予算(20〜25万円)で最高の配信PCを手に入れるには、パーツ選びの優先順位が重要です。初心者が陥りがちなのが「CPUさえ最高級(Core i9など)にすれば安心」という勘違いです。1台配信におけるパーツの重要度は、GPU > メモリ > CPU の順番です。
まず、GPU(グラフィックボード)は「GeForce RTX 4070 SUPER」以上を強く推奨します。前述の通り、配信の画質と安定性はGPUの性能に直結するからです。次に重要なのがメモリです。2025年の1台配信において、メモリ16GBはもはや「不足」です。ゲームをしながらOBS(配信ソフト)を動かし、さらにコメント確認用のブラウザを開くと、16GBではすぐに限界に達し、配信がカクつく原因になります。必ず「32GB」を搭載したモデルを選んでください。
【結論】: メモリの1万円をケチってはいけません。
なぜなら、僕が相談を受ける「配信がカクつく」というトラブルの8割は、メモリ不足が原因だからです。CPUをCore i9からi7に下げても配信品質はほぼ変わりませんが、メモリを32GBから16GBに下げると、配信の安定性は劇的に低下します。この「メモリ32GB」こそが、1台配信における最強の保険になります。
CPUについては、「Core i7-14700F」や最新の「Core Ultra 7」があれば十分すぎます。Core i9に予算を割くくらいなら、その分をより高性能なGPUや大容量のSSDに回す方が、配信者としての満足度は確実に高まります。
【予算別】今すぐポチれる!1台配信に最適なBTOパソコン3選
「スペックの理屈はわかったけど、具体的にどれを買えばいいの?」という方のために、2025年現在の市場で最もコスパが良く、1台配信に適したBTOパソコンを厳選しました。
| 比較項目 | コスパ重視モデル 予算20万円前後 |
【推奨】正解モデル 予算25万円前後 |
ハイエンドモデル 予算30万円〜 |
|---|---|---|---|
| GPU | RTX 4060 Ti | ✔ RTX 4070 SUPER | RTX 4080 SUPER |
| メモリ | ▲ 16GB 32GBへの増設推奨 |
✔ 32GB | ✔ 32GB |
| 1台配信適性 | ▲ 普通 設定調整が必要 |
✔ 非常に高い 最高画質で安定 |
✔ 完璧 4K配信も視野 |
| 詳細リンク |
僕のイチオシは、真ん中の「RTX 4070 SUPER × メモリ32GB」の構成です。このスペックがあれば、Apex LegendsやValorantといった人気タイトルを最高画質でプレイしながら、同時にフルHD/60fpsの滑らかな配信を余裕で行うことができます。
よくある質問:16GBメモリやCore i5でも配信できる?
配信PC選びで最後によく受ける質問をまとめました。納得して購入するための参考にしてください。
- Core i5やRyzen 5でも1台配信は可能ですか?
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可能です。ただし、最新の重いゲームを配信する場合、CPU負荷が100%に近くなり、配信映像がカクついたり、PCがフリーズしたりするリスクが高まります。長く安定して活動したいなら、Core i7(またはUltra 7)以上を選んでおくのが無難です。
- メモリ16GBだと具体的に何が困りますか?
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配信中に「Google Chromeで調べ物をする」「Discordで通話する」「コメント読み上げソフトを動かす」といったマルチタスクが困難になります。メモリが不足すると、PC全体の動作が目に見えて重くなり、最悪の場合配信が強制終了します。
- ノートPCでも1台配信はできますか?
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スペックを満たしていれば可能ですが、おすすめはしません。ノートPCは熱がこもりやすく、配信という高負荷な作業を続けると、熱による性能低下(サーマルスロットリング)が起きやすいからです。基本はデスクトップPCを選びましょう。
まとめ:機材の悩みは今日で終わり。明日は配信の準備を!
2025年の1台配信PC選び、正解は見つかりましたか? 大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- GPUはRTX 4070 SUPER以上を選ぶ(NVENC/AV1が配信の命)
- メモリは絶対に32GBを積む(安定性のための必須投資)
- CPUはCore i7/Ultra 7で十分(i9にする予算があるならGPUへ)
スペック選びで迷う時間はもったいないです。この「正解構成」のPCを手に入れれば、機材の不安はすべて解消されます。あとは、あなたがどんな楽しい配信をリスナーに届けるかを考えるだけです。あなたの配信デビューを、心から応援しています!
参考文献・出典
NVIDIA公式:RTX 40シリーズとAV1配信のメリット – NVIDIA
ゲーム配信に必要なPCスペック解説 – ドスパラプラス
配信用PCおすすめ10選!初心者向けの選び方 – CastCraft Blog

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